最近よく聞いているクラシックのCDがある。2010年に発売された千住真理子の「心に残る3つのソナタ」というアルバムだ。タイトルの示す通り、フランク、モーツァルト、フォーレの三つのバイオリンソナタがおさめられている。
彼女の愛器は1716年製のストラディバリウス・デュランティ。
千住真理子がストラディバリウスでバイオリンソナタを弾く。それだけで期待感が高まる。
これぞバイオリンというバイオリンらしい音色。そしてなんとも言えない美しいビブラートとアーティキュレーション。その繊細さは鼓膜のどの部分が振動しているかまで感じてしまうほどだ。

300年間だれにも弾かれる事のなかったストラディバリウス。

このような話を聞くと、彼女はストラディバリウスを弾くのにふさわしいという意味で楽器に選ばれし奏者であると言えるのではないか。そしてその期待に見事に答える芸術性、本当にすばらしい。
「心に残る3つのソナタ」私のお気に入りの1枚になった。


心に残る3つのソナタ ~フランク、フォーレ&モーツァルト・ヴァイオリン・ソナタ集~/千住真理子

¥3,500
Amazon.co.jp