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愛知学院マンドリンクラブは今年で50周年を向かえることになった。創立は1962年である。よくぞここまで続いてくれたと本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。企業の寿命が30年とも言われる時代に50年、半世紀も続いているのだ。一時は団員が激減し存続が危ぶまれた時期もあった、他の大学では廃部いなったクラブも多い。そんな厳しい環境の中存続できたのは、かつての団員の努力と鈴木静一という音楽の師の存在があったからなのではないかと思う。

今回の50周年記念演奏会の演奏曲目はそんな師の代表曲が中心で構成され、歴代ソリストによるチゴイネルワイゼンなどのマンドリンソロなども演奏された。メイン曲は、もっとも人気の高い『失われた都』という楽曲。
開場を埋め尽くした50代のOBたちは皆演奏を聞いて、学生時代の思いを募らせていたにちがいない。

中でも私が今回の演奏で感激したのは、マンドリンとドラ(マンドリン)のソロのハーモニーが美しい、『ルーマニア狂詩曲第一番ニ短調』だ。マンドリンとドラのソリストは、親子ほどの年齢が離れた現役生とOB。50周年という年月の長さと時代を超えた音楽のすばらしさを感じられるすばらしい演奏であった。

時間のない中出演されたOBの皆さん、ソリストの皆さん、現役大学生の皆さん、そして50周年記念事業を実現させた、実行委員会の皆さん。すばらしい演奏会ありがとうございました。

◎愛知学院大学マンドリンクラブ50周年記念演奏会
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