
山村浩二監督の最新作を劇場で見られて嬉しかった。マイブリッジの糸は19世紀の写真家、エドワード・マイブリッジのオマージュ的な作品で、ある意味アニメーションとは何か?というテーマに迫ったものもののように感じた。エドワード・マイブリッジは馬の連続写真を特殊な装置で撮影し、動く絵を製作したことで知られる写真家。そしてこの作品では瞬間を捉える写真が、連続することで時間的な意味を持ち、それが連続して繰り返されることによる永遠という世界観を、バッハの蟹のカノンをバックにアニメーションとして表現している。
19世紀のマイブリッジの物語と現代の母と娘が繋がるシーンが印象的だった。懐中時計、馬のアニメーションが動くシーン、繰り返されるカノンのメロディ。それら一つ一つがアニメーション独自の技法でつながっていく世界に引き込まれた。(★★★☆)
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