
ウサギは別世界の案内人というイメージは不思議の国のアリスの物語から誰もが想像する。ウサギが案内人をする映画というと、スターフィッシュホテルなどを思い出すが、この作品ではウサギが恐怖への案内役として効果的に使われている。
監督は呪怨の清水祟。3Dのホラーという事で興味を持って見に行ったが、怖いホラーというより、サスペンス的な要素が強い。口をきけなくなってしまった少女の弟が、怪我をしたウサギを殺してしまうところから始まる。複雑な家庭環境、堪え難いトラウマ。それらが徐々に明らかになっていくにつれ、恐怖の真相がだんだんと見えてくる。このあたりが本作の見所だろう。
この作品を見て、ホラーの演出に3Dはとても相生が良いと思ったが、若干そのための絵づくりになりすぎている感じがした。
清水監督のいままでの作品と比べると怖さというものはあまり感じられず、いまひとつ中途半端な感じがした。話としてはおもしろいのに、緊迫感があまり感じられなかったのが少しもったいない。(★★★)
(この作品もハリウッドからリメイクの話がくるのでは?)
主演の満島ひかりは良い演技をしています。今後が楽しみです。
◎ラビット・ホラー3D