
京都造形芸術大学でフォトグラムの実習に参加した。フォトグラムとは、カメラを使わずに光と影を印画紙上に直接焼き付ける技法。印画紙の上にモチーフとなる物質を載せ、光をあてて感光させる。
この技法、私が写真に興味をもつきっかけとなったマン・レイも「レイヨグラフ」という名前を付けて多くの作品をのこしていたので、前から一度作品を作ってみたいと思っていた。
今回は、京都造形芸術大学のエクステンションで募集をしていて、大阪から参加した。
実習は2日間かけて行われた。初日は、現在京都国立近代美術館で開催中の画家モホイ=ナジ展を講師の先生の解説付きで観覧、フォトグラムの特徴やその表現方法について知識を深めた。
「写真は光の造形である。」の言葉どおり、このフォトグラムの技法は写真という芸術の根本的な技法のように思えた。

二日目は芸大の暗室で、実習作業、一度に20人程度が同時にしようできる大きな暗室で、3時間かけて制作をおこなった。はじめは露光時間や、透過の具合がよくわからなかったが、次第に要領を得て全部で12枚ほど作品を制作した。中でも面白かったのが、ペンライトをつかって露光する方向(角度)を変えて造形をつくる手法と、印画紙を重ねあわせて、階調反転させる技法だ。実際やってみると予想以上の造形が浮かび上がってきたりする。これぞアナログのすばらしさ。久しぶりに創作活動を楽しめた。
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