$芸術に恋して★Blog★-海洋天堂
余命わずかと宣告された父と、自閉症の息子。限られた時間の中で父が息子に最後に残した愛の時間。
父が働く水族館の美しい風景をバックに、切ない親子の愛が描かれる。
この作品、アクションスターであるジェット・リーがノーギャラでも出演したいと熱望したという話で話題いなっていたが、彼がなぜこの映画にでたいと思ったかはなんとなくわかる。親が子に与える無償の愛の世界に共感を得たことがジェット・リーにここまで言わしめたのはもちろんだと思うが、一方で俳優として、アクションスター以外の役どころで自分を表現したいという願望が常にあったのだと思うのである。
ブラックダイヤモンドなど、彼が主演したハリウッド映画は何本も見たが、主演であることは違いないが、アクション以外の人間的な存在感みたいなものをあまり感じなかったし、主演の割には、存在感が薄かった気がしていた。
今回の海洋天堂はそういった意味で、ジェット・リーが新境地を開いたというより、俳優ジェット・リーのデビュー作品のようにも思えた。
彼はこの映画で子供を持つひとりの親としての役柄を熱演している。
少し違うが、同じような設定の映画「8月のクリスマス」に比べるとドラマティック性が弱い気もするが、俳優ジェット・リーを初めて見た気がして、感慨深い気持ちになった。(★★☆)
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