$芸術に恋して★Blog★-小川の辺今年はじめての時代劇はもう定番になった、藤沢周平原作の「小川の辺」今回は月とキャベツの篠原哲雄監督がメガホンをとっている。
篠原監督ということもあって、どんな作品に仕上がっているか期待していたが、印象としてとても丁寧に作ってるなあという感じをうけた。今回の作品がいままで映画化されてきた藤沢周平作品と大きくことなるところは、この作品がある意味ロードムービーのようになっているところだ。
話の筋としては、脱藩した義理の弟を攘夷により処罰するのであるが、その道すがらのカットが印象的かつ回想的に描かれている。道すがらの日本の情景も美しい。このあたりの絵作り、現場主義の篠原監督らしいこだわりが出ている。映画としては派手さはないが、結末も日本人ごのみのエンディングであり、とても安心して鑑賞することができた。
お約束の決闘シーンは必死剣鳥刺しのような壮絶さはないものの、真摯な緊張感は充分伝わってくる。(★★★)

藤沢周平全集〈第5巻〉/藤沢 周平

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