$芸術に恋して★Blog★-4月
4月の涙は、1918年フィンランド扮装末期の敵同士として出会った男女の恋愛物語である。以前にもアイルランド扮装を描いた「麦の穂を揺らす風」など同じ民族同士が殺し合う映画があったが内戦映画は見ていて辛い。
この作品で捕虜となるのは女性赤軍兵士であり、みな悲劇的な最後をとげる結果となるが、主人公の赤軍リーダー、ミーナは生き残るが、ひとりの青年将校に再びとらえられ連行法廷に連行されることとなる。
そして、その間に芽生えた男女間の恋愛感情が、内戦の複雑さを表面化させていくのである。
主な登場人物は赤軍捕虜のミーナ、青年将校役のアーロ、そして小説家で軍事裁判官のエーロ。この3人の異なった戦時中の立場と、それぞれの人間的な感情が入り乱れ、複雑な人間ドラマをつくりだしている。
結末としては、かなり切ない終わり方をするが、このあたり男女の本質を現しているようできょうみ深いものがあった。北欧の透明感のある美しい自然や使われている音楽にも注目。(★★★☆)