$芸術に恋して★Blog★-アメイジング
この映画は奴隷制度廃止に人生をかけた、一人の若き政治家の信念のものがたりだ。タイトルのアメイジング・グレイスはゴスペルでは定番中の定番のソロ曲としてよく歌われる賛美歌であるが、この曲が黒人奴隷貿易の深い悔恨から生まれた曲であるということをこの映画をみて初めて理解できた。

映画の舞台は人権問題、特に奴隷制廃止に信念を注ぐ、政治家ウィリアムの苦悩の活動を中心に展開される。当時のイギリスでは、奴隷貿易が一つの商業として重要な位置をしめていたため、奴隷制度は当たり前のように正当化され、大多数がそれには反対であった。法案は何度と無く、否決されるが、不屈の信念で証拠を集め、演説と署名活動を行い次第に反対論者の意識を変えていく。
非人道的な奴隷制度の状況を主人公の悪夢、幻想や奴隷船の状況などを用いて表現していたが、そういった面では今ひとつわかりづらい面もあったが、政治的な活動の苦労や苦悩は充分伝わっていき。

映画が終わったあと、一人の青年(観客)がこの映画に感化されたのか、劇場の出入り口付近で突然観客に向かって、話し出した。内容は、この映画を見てひとりひとりの活動が社会を変えていくということに対して、東北大震災の被災者のためにみんなで支援して行こうという内容だった。(★★★☆)

アメイジング・グレイス (DVD付)/本田美奈子.

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