$芸術に恋して★Blog★-酔いがさめたら酔いがさめたらうちへ帰ろう』を見た。この映画はアルコール依存症を題材にしているが、その病気の特性の裏にある二つの課題をテーマにしている。
それは、アルコール依存症という病気がだれも同情してくれないという事と、アルコール依存症になってしまった何らかの精神的な問題があるという事である。そしてその中で最も伝えたかった事は、それを支える家族愛である。
アルコール依存症という病気はある意味自業自得的な側面があるが、家族として悲哀的な感情が働き、ほおっておけない。
浅田忠信の演技もさることながら、本作では永作博美の演技が利いている。どうしようもない元夫を支える元妻の役だが、そのやりきれない感情と夫への愛情を見事に演じきっている。
全体的には淡々と静かに進んでいくので、物足りなさを感じる方もいるかもしれないが、その分時間の流れが自然であり、私的にはこの演出でよかったのではないかと思う。

原作が自分自身(鴨志田 穣)を題材にした自伝的小説であり、妻で漫画家の西原理恵子のイラストが劇中に使われると、物語の内容をリアルに感じずにはいられなかった。(★★★☆)

酔いがさめたら、うちに帰ろう。/鴨志田 穣

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西原理恵子月乃光司のおサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気/西原 理恵子

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