
久しぶりに見ごたえのあるチャンバラ系の時代劇をみた気がした。とにかく、殺し合いのシーンが長い。
一言でいうと、七人の侍とあずみをまぜ合わせたような映画とも言えないでもないが、映画の4分の1ぐらいが宿場街での合戦シーンだったように思う。
物語は不条理な殺戮を繰り返す藩主の暗殺(復讐)ものであり、役所広司演じる島田新左衛門とそのために集められた先鋭13人の刺客が、参勤交代中の藩主(稲垣吾郎)を狙う。
後半の戦闘シーンも見ごたえはあったがこの映画は当時の武士の生き様を色濃く反映しているところも見所の一つだ。新左衛門と藩主の御用人である鬼頭半兵衛(市村正親)はかつて同門でありライバルである。
このふたりが、互いの正義の名のもとに死力を尽くして戦うという構成はにはやはりグッと来てしまった。
藩主役の稲垣吾郎もなかなかいい演技をしていたし、新左衛門の甥役の山田孝之も良かった。
個人的に以外とすきだったのは、極者役を演じた伊勢谷友介。
ただひとつ気になったのがCGを使っているシーンで、このあたりのカットは必要なかったのではないかと思った。(★★★★)
◎13人の刺客