深津絵里のモントリオール世界映画祭主演女優賞受賞で、話題になっているこの作品。全体的には、重く暗い内容である。だれが本当の悪人か?という問があるが、人はみな悪の部分を少なからずもっているのだろう。どんな人でも、やはり自分がいちばんかわいいし、基本的に第一優先で考える事が多いと思う。
この映画で大切な事は、自分以外に大切に思える人がいるかという問題だ。
この作品は、悪人というテーマをオモテにだしながら、そのウラにある人への思いやりや愛といったものを逆説的に描いているのだ。
お金さえあれば、なんでも手に入る世の中で、人として生きていく上で本当に大切なものはなんなのか?
人によって価値観はさまざまだが、絶対的に失ってはいけないことそんなことを気づかせてくれる作品であった。(★★★☆)
主演の深津絵里はいい演技をしています。いぜん彼女はハルという映画で主演しているが、その時のような、ある意味自分の気持ちに正直な女性を演じています。
悪人役の妻夫木聡、被害者の父親役の柄本明も役に入っていて見ごたえありました。
◎悪人
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