京都国立近代美術館でローマ追想という企画展を見てきた。この企画展は19世紀(1840~1870)、1839年パリでダゲレオタイプの写真術が発表されたのちに撮影されたイタリアローマの風景を撮影した写真を編集展示したものだ。
いまから150年前というと日本ではペリーが来航した頃になる。
写真はセピア色でコントラストも弱いものが多かったが、コロッセオやサンピエトロ大聖堂、トレビの泉など、今も人気の高い名所が撮影されていた。
これらの写真は、どれも廃墟のように荒れていて、手付かずの遺跡そのままといった感じだった。建造物のまわりには石が転がり、まわりに建物もなく殺風景であった。
今から2000年も前の古代ローマの遺跡が写された最も古い写真は、整備された今の写真より遺跡としてのリアリティを持っているように思えた。


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