名古屋市民管弦楽団のコンサートに行ってきた。今回のお題は、ワーグナーの「リエンツィ」序曲、ベートーベン8番とショスタコーヴィチの5番。ベト8を中継ぎで使うという贅沢な構成もさることながら、今回の注目はショスタコーヴィチだった。副題が「革命」となっている(日本国内で宣伝用につけられたもの)ことからわかるように、この曲はソ連時代の民衆や、ショスタコーヴィチ自身が、政府の圧政からの脱出や反体制的な主張の意が込められていると言われる。
第一楽章の自問自答から第四楽章の偽りの歓喜と言われるフィナーレまで、交響曲の形式の中でそれが見事に盛り込まれている。
この曲を生で聞くのは今回が初めてだったが、特に第四楽章のフィナーレは、ADEFのカルメンのハバネラの引用といわれる「私は信じない」という訴えが心につきささり、しつこいまでの心の叫びを感じぐっときてしまった。
演奏のほうも、気合いが入っていて、久々に心が燃えた。
ショスタコーヴィチの5番。私の好きな楽曲の一つになった。

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

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