芸術に恋して★Blog★-花のあと
藤沢周平原作の映画といえば、テーマとしては役人として働く武士の生き様を描いたものが多いイメージだが。映画「花のあと 」はそんな社会を女性の目線から描いた作品だ。
この時代の武士の生活、役勤めの生活を女性の立場から描くとどうなるか、キーワードは「恋」である。
北川景子演ずる主人公以登の設定が武士の娘であり剣の達人であるという設定がおもしろい。この頃の武士の立場とはどのようなものか、社会的な出世とはどんなものか、そのあたり現在にも通づる普遍性を感じる。
途中、医者役で柄本明が登場するが、彼の生き方が全体のテーマと相対する形で描かれている。
とてもいい味をだしていたのが以登の許嫁、才介役の甲本雅裕だ。彼のほのぼのとした優しい演技が、緊張感を和らげている。
モチーフとして用いられている桜、花見会、そして女性人たちの美しい衣装にも注目してほしい。(★★★☆)