芸術に恋して★Blog★-ishida
「躍動するイメージ。石田尚志 とアブストラクト・アニメーションの源流」展を見てきた。石田尚志氏の事は知らなかったが、今回の作品をみてチェックすべき日本のアーティストであると思った。それは、五感で感じたイマジネーションを実に観念的に、アニメーションで表現されているからだ。おもしろいと思ったのはバッハのフーガをイメージ化したイラストレーションの数々と海を表現したアニメーションだ。バッハの方は楽譜のモチーフからスタートし、そのイメージを何百枚?ものスケッチに描きおろし、アニメーション化している。バッハを聞いた事のあるひとなら、アニメーションを見ているとなんとなくそのイメージが伝わってくるだろう。
海という作品は真っ白な部屋に青い切れ目が入りそこから、海をイメージしたイマジネーションが溢れ出てくるという映像作品だ。壁面を這う波のイメージが寄せては返す。インクが壁をしたたり落ちて部屋を埋めてしまう。など海の要素を分析した上で、自らの表現に落とし込んでいく。とても興味深い作品であった。