芸術に恋して★Blog★-愛妻家
実に行定監督らしい、演出だ。原作や脚本にどこまで忠実に編集していったかはわからないが、シーン構成が緻密で映画にじわじわ引き込まれていった。
わたしは1995年あたりから活躍を始めた監督たちは新しい日本のヌーヴェルバーグ的な存在のように思っている。この時代の監督は伝統的な映画づくりを忠実に実践しながら、新しい表現やオリジナリティを追求している。最近は受け狙いや、楽しい、ゆるい映画が多くなってきたが、彼の作品は小説読んでいるようで、芸術性を感じる。

主演の豊川悦司、薬師丸ひろ子ほか全ての出演者がそれぞれの役を充分理解して演じているようであった。特に豊川悦司の演技は、カメラマンという人種の気質をとてもよく表現していたように思う。

物語については秋本氏が映画の公式WEBサイトで語っているように多くを語る事はできないが、映画「今度は愛妻家 」は夫婦の絆、結婚とはどういうもので、夫婦になるとはどういう事なのか、子供をつくるとはどういうことなのかを自然に感じることができる秀作だと思う。(★★★★)




今度は愛妻家/中谷まゆみ
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