芸術に恋して★Blog★-ゼロの焦点
犬童一心監督の「ゼロの焦点 」を見てきた。原作のミステリーの面白さに加え、本作では、3人の女性の生き様に焦点をあてている。戦後の日本の女性の生き方が、ゼロの焦点(戦後のスタート)といった意味合い?で描かれる。
広末涼子演じる禎子は失踪した夫、慶一(西島秀俊)を探す新妻として、中谷美紀は慶一の金沢時代の得意先、室田煉瓦の社長婦人として、木村多江は室田煉瓦の受付としての役で登場するが、話が進むにつれて、彼女たちの人生が浮き彫りにされていく。それぞれが持つ女性の幸福像が見え隠れし、悲劇を生む。
3人の女優のからみ、と演技が犬童一心版「ゼロの焦点」の見所。木村多江の悲壮感漂う演技、中谷美紀の戦う女性像、広末涼子の平凡な幸せを願う女性の演技。それぞれをじっくり見てほしい。

時代背景が昭和30年ということであったが、町の情景などが見事にVFXで再現されているところも注目。(★★★☆)

松本清張傑作映画ベスト10 2 ゼロの焦点/著者不明
¥3,465
Amazon.co.jp