
是枝裕和監督の「空気人形
」を見てきた。今回の作品は業田良家原作の同名マンガ作品の映画化である。心をもたない空気人形が心を持つ。それによって、さまざまな苦悩や喜び、嫉妬などの感情をいだいていく。ある種メルヘンチックでもあり、ダークでもあるこのような設定でうきぼりになるのは、心を失ってしまった人間達へのアンチテーゼでもある。それは社会参加への不安、や生活に不安を抱える人たちに心を代弁し、前向きに生きることへの提言だ。
空気人形「のぞみ」を演じるベ・ドゥナの初々しい演技はとても印象的で、自然にその設定に入っていける。のぞみが心をもって出会う喪失感をもった人々にのぞみは共通点を見つけ悩む。
「自分はただの代用品。」その裏にあるメッセージを視聴者は受け止めるべきものなのだろう。(★★★☆)
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