尾道には以前から行こうと思っていた。映画の街と知られ、瀬戸内の美しい情景が広がる港町。不思議なノスタルジーを感じさせる。今回は大林宣彦監督のロケ地めぐりとお寺めぐりをメインに観光した。
坂道が魅力の尾道なので、徒歩で回ったが、結構きつい。真夏ではなかったので、暑さに苦しむ事はなかったが、ひととおり回り終わったあとは足がぱんぱんになっていた。
尾道三部作のロケ地などはとくに、案内図があるわけではないので、その場所を探すのには苦労した。場所によっては気付かずに通りすぎでしまったりした場所もあった。例えば、映画「ふたり」で有名な事故現場の坂道は普通の道なので、すぐにはココだと気付かなかった。
大林監督が、あるインタビューの中で「尾道は迷いながら歩いてください。」というコメントを話していたが、そんな、時間を気にせずぶらぶら歩き、坂の上や下からの路地の隙間から見える海を見たりする事が尾道の楽しみかたの一つなのかもしれない。
観光地に中でとりわけ美しかったのは山の上にある千音寺からの眺めだ。千音寺へはロープーウェーで行く事もできるが、私は歩きで上った。途中、岩に付けられた鎖をたどって登るビューポイントがあり、子ども達が一生懸命岩を上っていた。
千音寺から尾道湾を見下ろす風景は絶景であった。対岸の島、行き交う船、遠くに見える橋、ロープーウェー、眼下を走る電車など、見渡すといろいろな物が目に飛び込んでくる。
ふともから吹き上げてくる風や、港の音を感じながらしばらくぼーっと尾道の風景を眺めていた。
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