映画「エル・カンタンテ 」は伝説のサルサシンガー、エクトル・ラボーの栄光と苦悩の半生を綴った伝記的な映画である。エクトル・ラボーといわれても知っている人はあまりいないと思う。私自身この映画を見て初めて彼の事を知った。
タイトルの「エル・カンタンテ」とは、歌手の中の歌手という意味でつかわれていて、彼がそう言われていた事。彼が一時所属していたサルサバンド、ファニア・オールスターズはサザン・オールスターズの命名の由来である事。など背景を聞いただけでのその偉大さが理解できる。
この映画はジェニファー・ロペスが製作、ジェニファーの夫の現役サルサ歌手マーク・アントニーが主演のエクトルを演じている。そしてジェニファー自身もエクトルの妻、プッチ役で出演し、夫婦ならではのリアルな演技を披露してくれる。また、ジェニファーとマークはともに20代~40代後半までを代役なしで演じているという点も見所の一つだ。
構成はジェニファーのインタビューによる回想という形式であったが全てジェニファー自身が演じていたので、本当のドキュメンタリーを見ているようであった。
また、マークのライブのシーンについてもフィルムコンサートを見ているようで、思わず拍手をしてしまいそうになるぐらい見事だった。
エル・カンタンテはドキュメンターリとライブを同時のたのしめるジェニファー渾身の1本です。(★★★★)
- エル・カンタンテ
- ¥2,394
- Amazon.co.jp
劇中、まさに「エル・カンタンテ」というタイトルの曲がエクトルに捧げられるが、あらためていきさつを聞くと感慨深い思いがする。
- ベスト・オブ・オルケスタ・デ・ラ・ルス
- ¥2,399
- Amazon.co.jp