芸術に恋して★Blog★-ディアドクター
ディア・ドクター
。西村和美監督がまたもや、夢からイメージを膨らませたという。今回は無医村だったとある村で、村民の為に働く一人の医者が主人公の物語。笑福亭鶴瓶演じる診療所の医師、伊野は免許を持っていない偽医者だ。理由はどうであれ、彼は村民とのふれあいや感謝され、たよりにされる医師という仕事に生き甲斐を感じてしまったのかもしれない。医師とはなんなのか、大病院から研修医としてやってきた瑛太演じる相馬。伊野の仕事ぶりに本物の医師の姿を見る。医師は病気を治すのが仕事であるが、それ以上に人として患者の気持ちを理解する事がたいせつなのだ。何が本物で何が偽者なのか、伊野はあきらかに村民のためにつくし、感謝されていた。しかし彼は免許をもっていない。そんな人間のグレーな部分の真理描写を今回の作品も、物語のエピソードの中で見事に描いている。
キャスティングもとてもよく、看護士役の余貴美子、製薬会社の営業マン役の香川照之、患者役の八千草薫とその娘で医師役の井川遥など、それぞれの個性が役とうまくあっている。刑事役の二人もよかった。
しかしなんといっても、伊野役の鶴瓶。彼が持っている人間的な魅力と人間くささがとてもいい。ちょっと早いかもしれないが、今年の日本アカデミー賞、主演男優候補は間違いないだろう。(★★★★☆)
ゆれる [DVD]




¥2,980

Amazon.co.jp