柳川は以前から一度行ってみたいと思っていた場所だ。ずいぶん前になるが荒木経惟フォトエッセイを元に竹中直人が監督した「東京日和」という映画があったが、その中で荒木経惟の妻、ヨーコが柳川の川下り の船の中で横になって寝てしまうシーン(写真)があり、この写真の印象がなんだかとても強く印象に残って、一度是非行ってみたいと思っていたのだ。
この日はあいにくの雨でお目当ての川下りはポンチョを着ての乗船となったが、お堀のまわりの水路を船頭の案内で静かに進む小舟の旅はなんともおつなものであった。途中、いくつか小さな橋をくぐるのだが、雨で水位が上がっていたため、かなり身をかがめないとくぐり抜けられない状態だった。また、要所要所で、船頭がこの地にちなんだ歌を披露してくれる。そうここは歌人、北原白秋の生家がある文豪の里でもあるのだ。
この道はいつか來た道、
ああ、さうだよ、
あかしやの花が咲いてる。♪~
なんだかとても懐かしい気持ちになった。
1時間ほど乗っていると終点の「御花 」に到着した。「御花」は第四代 立花鑑虎の別邸で美しい日本庭園がある洋館である。ここでは名物の鰻せいろに舌鼓をうった。
その後、川沿いにある大正ロマン風のカフェでストロベリーティーを飲み一服したあと、北原白秋の生家、記念館を見学した。歌集もさることながら、民間から依頼された校歌などの白秋の実績を見て、改めて彼の歌人としてのすごさを感じた。
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