芸術に恋して★Blog★-ノン子
この映画、ある映画雑誌のベスト10でダントツ1位になっていたのを見て、とりあえず見てみようと思った。
元タレントのノン子(坂井真紀)はタレント業を引退、離婚をしてしまった後、実家で家事手伝いをしながらもんもんと暮らしていた。そんな折り、神社の祭りで露店を出したいと一人の青年がやってくる。ノン子の親は、その神社の宮司で、ひょんな事から彼を実家に住まわせる事になる。
彼女の年齢は36歳、今後の人生に希望を失いかけていた彼女に何の根拠もなく、ただ世界を視野にいれている彼の前向きな姿勢に少しずつ目を開くようになっていくのである。

この映画を見終わったとき、山崎まさよし主演の「月とキャベツ」を思い出した。「月とキャベツ」は音楽の道で壁にぶつかった男の再生の物語であるが、この映画も同様に女の再生の様子が描かれており、別の世界から現れる異性の存在がそこにある。

物語は淡々と進むので、少し退屈な感じもするが、坂井真紀の熱演もあり、なにげない生活描写の中からもまったりしたリアルな感じが伝わってきた。クライマックスは昔のヨーロッパ映画をイメージさせるところもあり、雲を突き抜けた感じで良かった。(★★★☆)

◎ノン子36歳公式ページ
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