チェ・ゲバラはキューバでの革命を成功させた後、カストロに別れの手紙を残し、姿を消す。「チェ39歳別れの手紙 」はキューバ革命後の彼の革命家としての生き様を描いた作品だ。
新たな革命の地はボリビア、キューバの時と同じく、同志を集めて政府軍とのゲリラ戦を展開するチェ。カストロのようなカリスマがいるわけでもなく、なんの後ろ盾もない状況の中で彼は革命家として貧しい人々の為に戦いを続ける。しかし、今回はキューバのようにうまくいかない。アメリカの援助をうけ爆撃機による政府軍の攻撃に加え、人民たちの協力も受けられぬ状況で、ゲリラ軍は日に日に追い込まれていく。彼はそんな状況下でも人民を愛し革命家として戦い続ける。
エンドロールが流れている間「革命には勝利か死しかない」。という別れの手紙にある覚悟を思い起こさずにはいられなかった。彼はどうしてキューバの市民権を捨ててまで新しい革命に向かったのか?それは、きっと若き日の南米縦断の旅で感じた自分への人生観・使命感だったのではないだろうか?
もし、この2部作品を見てまだ、彼の若き日の旅を題材にした「モーターサイクル・ダイヤリーズ」を見ていない方がみえたら、是非この作品も見て欲しいと思う。(★★★)
- モーターサイクル・ダイアリーズ
- ¥3,591