芸術に恋して★Blog★-エレジー
映画「エレジー 」は60を過ぎた大学教授と学生の大人の恋の物語。と簡単には言い切れない、愛と人生を感じる奥の深い人間ドラマであった。
男はいくつになっても、気持ちは若く年を取る毎にギャップを感じるようになる。女は現実的でいくつになっても美しさを求める。「あなたは私と一緒にいる未来を想像したことがあるの?」
老いていく男は未来を恐れ、30も年下の美しい女性のその問いかけに答える事ができない。二人は別れ、それぞれ独り独りの男女にもどる。しかし、その2年後女は病魔におかされ、愛を確かめるように男と再会する。

ラストシーンは少し現実的過ぎる感じもするが、逆にそれが余韻を残すという意味で良かったのかもしれない。

主演のベン・キングスレー(デビット役)は哀愁があってとてもいいです。ベネロペ・クルス(コンスエラ役)の方も身体をはった演技で彼女の魅力を存分に見せてくれます。また、助演のデニス・ホッパーもデビットの親友としてとてもいい味をだしています。地味な感じもしますが脚本がよくできていて、全体的によくまとまっています。芸術的なテーマもかいま見れて私としては好みの作品です。(★★★★)