名古屋の伏見ミリオンで塚本晋也監督のトークショー&悪魔探偵2 の先行上映会が開催された。塚本晋也監督はこの作品について、身近に感じる怖い事、恐ろしいと思うことを悪夢というステージの中にもりこんだと話していた。前回の悪魔探偵はスプラッター的な要素が多かったが、今回の2では、そういったものではなく、どちらかというとジャパニーズホラー的な要素が多いと語っていた。
映画の方は一言で言うと「内なる恐怖の変奏曲」とでも言うのだろうか、夢と現実、過去と現在、ぬぐいきれないトラウマや罪悪感といった精神性が強く盛り込まれた脚本になっていた。
悪魔探偵は悪夢の中に入って、人を助けるという設定が基本になっているがそれ以上に今回は潜在的に人が抱えているストレスや内なる恐怖といった中身の部分の表現がおもしろかった。
新生ヒロインとして抜擢された三浦由衣の初々しい演技やお母さん役の市川実和子の演技もよかったが、なんといっても主演の松田龍平がよかった。どちらかというと、地味な感じの彼だが今回はかなり役に入りきっていてとてもよかった。なんとなく演技が松田勇作に似てきたような気がした。(★★★☆)