映画「ハッピーフライト 」を鑑賞した。いかにも矢口監督らしい楽しくてまじめなとても後味の良い作品に仕上がっていた。
今回のシチュエーションは航空業界。キャビンアテンダントや窓口業務などの実情や日頃目にする事ができない空港の裏側など、空港ではたらく人たちの様子を俳優のキャラクターをうまく使って楽しく描いている。
それぞれの現場のエピソードの中から航空業務の安全性と高度なサービスを実現するための工夫が努力がどのように行われているかもとてもわかりやすく演出されていた。
この映画の主演は田辺誠一演じる新米パイロットと初の国際線デビューとなる綾瀬はるか演じるCA斉藤悦子なのだろうが、それ以外にも鬼チーフパーサーの山崎麗子(寺島しのぶ)グランドスタッフの木村菜採(田畑智子)などそれぞれキャラが立っていてとてもよかった。
個人的には、航空写真をとっているおじさん達の様子や航空ブログを描いているマニア達の描写も興味深く見させていただいた。
俯瞰でみると、全日空のエマージェンシーマニュアルの再現フィルムのような感じもするが、飛行機が好きなひとも飛行機はどうも苦手という人も、空港業務の裏側を楽しく理解する事ができるのではないかと思う。(★★★★)