ブロードウェイ
映画「ブロードウェイ ブロードウェイ 」は16年ぶりに再演されるミュージカルの最高峰「コーラスライン」のオーディションを追ったドキュメンタリーだ。応募者数3000人の中からキャストとして選ばれるのはたったの19名、最終選考まで8ヶ月に及ぶオーディションは過酷であり、人生をかけた戦いがそこにあった。
まずこのドキュメンタリーで確認しておきたいのが、「コーラスライン」というミュージカルについてだ。
ウィキペディアでは以下のような解説がある。


【初演】1975年7月25日
【原案・演出】マイケル・ベネット
【音楽】マーヴィン・ハムリッシュ
【記録】1990年4月28日の千秋楽まで当時としては最長のロングラン公演記録をたて、1976年トニー賞では最優秀ミュージカル賞をはじめ9部門獲得した。ブロードウェイではCATSに抜かれるまで、最長のロングラン記録を持っていた。
【ストーリー】N.Y.ブロードウェイ。幕が上がると、新作のためのオーディションの真っ最中。新進演出家ザックの元に集まった大勢のダンサーの中には、ザックの元恋人・キャシーの姿もあった。彼女はかつてスポットライトを浴びたこともあるもののハリウッドに進出して挫折、一からやり直すつもりで再びブロードウェイに戻ったのだった。
厳しいオーディションに合格したとしても手に入るのは「コーラス」、つまり無名の脇役。「君たちはスターを彩る額縁、誰も僕の目を惹いてはいけない」とザックに宣告され、それでもダンサーたちはたった8人の採用枠に残るために自分のすべてを賭ける。「君たち自身を知りたい」というザックの問いかけに、躊躇しながらも赤裸々に自分の人生について語り始める・・・。

このドキュメンタリーのおもしろいところは、このコーラスラインというミュージカルがマイケルベネットによって作られる過程と今回のオーディションそして、コーラスライン自体の物語がオーバーラップしているところにある。オープンリールに録音されたオーディションでのやりとり、1975年の実際の映像、そして現在のオーディション風景。これらが配役毎に関連づけられ、その役の役割や重み、役作りや選出の基準のようなものを俯瞰した状態で見られるのだ。
この映画をみるまで、コーラスラインの事はあまり知らなかったが、ミュージカルを作り上げる事の大変さとすばらしさを実感した。(★★★★☆)
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