映画「ヤング@ハート 」は75才から95才のまさに後期高齢者で構成されたロックコーラス隊の活動を記録したドキュメンタリー作品だ。いくらなんでもと思うのであるが、年は取っていても心は青春なのである。なんの見返りを求めるわけでもなく、ただ人生を謳歌したいただそれだけなのだ。登場するおじいちゃん、おばあちゃん達のイキイキした姿となにより一生懸命さが心を打つ。
高齢者のため、ほとんどのメンバーが持病を抱えているが、彼らにはそれ以上にバンドでの活動が生き甲斐なのだ。途中二人のメンバーが他界してしまうが、彼らはそんな仲間のために精一杯歌い、踊る。
彼らヤング@ハートのメンバーを率いるのがボブ・シルマン。彼はバンドの発起人であり、指揮者でもある。彼無くしてこのバンドの存在はなかったのであるが、バンドをまとめるための努力と創意工夫も見所の一つだ。
映画はリハーサル、ライブの模様の間に、メンバーの自宅を訪問してのインタビューで構成されているが、このメンバーのインタビューが良かった。また、彼ら自らが出演するプロモーションビデオも一生懸命さがどことなく暖かい感じで、見ていて楽しくなってきた。
とにかく見終わったあと、なんだかとっても勇気づけられ、人生に前向きになれる映画です。(★★★★)