この作品もドラマシリーズからの映画化という事で、ドラマのファン、もしくは福山くんのファンという事で映画館に足を運んだかたも多いのではないだろうか。私の場合は、ドラマも小説も見ていない状態で見たのだが、この映画、とてもわかりやすく単純に映画を楽しむ事ができた。
この作品のおもしろいところは、事件の論理的謎解きと、愛情や友情などの情的な側面が一つのエピソードの中にきっちり収まっている点だと思う。
特に福山雅治演じる物理学者、湯川と堤真一演じる天才数学者、石神の学問的な対比や、人生の明と暗を感じさせる対比的などがおもしろかった。
演出面では、やはり堤真一の演技によるところが大きい。人生に疲れ果てたやるせない演技と、感情むき出しにするラストの演技はさすが、一見の価値がある。(★★★☆)
◎容疑者Xの献身