とても良くできた映画だった。映画クライマーズ・ハイ は23年前に起こった日航機墜落事故を背景にある地元新聞社での激動の日々のを描いた物語であるが、その内容には組織が抱える問題や、仕事とはなにか?家庭とはなにか?を考えさせられるさまざまなファクターが一つの物語の中につまっていた。
新聞会社という特殊な業態ではあるが、記者、営業、広告、編集など、組織内での価値観の温度差や、食い違いなど一般企業でもよく聞く話がとても劇的に描かれている。日航機墜落事故はそれを描くための最大のきっかけであり、ある意味ジャーナリズム活動の極限状態を作り出している題材なのだ。
また、この映画ですばらしいと思ったのは、それぞれのキャラクターが見事に立っていて、内容がとてもわかりやすかった点だ。主演の堤真一をはじめ山崎努、堺雅人、田口トモロヲなど演技派俳優を初め、もがいの森の玉置千鶴子など全ての俳優の熱演がすばらしく、映画の世界にぐいぐい引き込まれる。特に堤真一と堺雅人の関係するパートは見応えがあった。
クライマーズ・ハイの意味は冒頭で語られるが、熱くなる事と同時に冷静になって考える事の大切さを改めて考えさせられる。(★★★★★)
…チェック、ダブルチェック。