futon
中国映画の奥深さを改めて感じさせられた。映画『胡同の理髪師 』は、年老いた理髪師の晩年の生活を描いた作品であるが、正直この作品は予想外に良かった。
静かに淡々と進む映画なので、好き嫌いはでるかもしれないが、語られる内容はとても深く、『生きる』事の真理が語られる。
主人公のチンじいさんは、93才の現役理髪師。81年間彼は日々こつこつと自分の仕事を確実にこなしていく。常連客はみな数十年来のなじみで、チンじいさんに髭を剃ってもらうことを至福の時としているのだ。
豊かな人生とは何なのか。生活の格差が進む日本で今必要とされることは、人に勝ってお金を儲けることではなく、チンさんもように何事にも執着せず、明日の為に今日一日を精一杯生きる事なのではないだろうか。(★★★★☆)