mouryou
魍魎の匣 』見てきました。昨年の姑獲鳥の夏に続く京極堂シリーズの第二弾。前作では、堤真一の熱演で京極堂シリーズのイメージが出来上がり、今回はどのような展開になるのか期待していたが、今作では京極堂の印象が弱く、なんの物語なのかよくわからない作品になってしまっていた。映画が始まる前に、監督のインタビュー映像がながれ、京極堂を際だたせるために原作にあるかなりの部分をカットしたというコメントがあったが、それでも京極堂が表にでてきてなかったような気がする。たぶん阿部寛演じる探偵、榎木津がいくつもの物語りのをつなぐ役割をになっていたのだと思うが、京極堂が登場しても劇的に物語りが動くこともなく、陰陽師として目立った活躍をするでもなく、他のキャストと同じようにただ役割を演じているという感じになってしまっていた。前作で京極堂の強烈なイメージが出来上がっていただけに、それをうまく発展させられていなかったのが残念。それから、今回、重要な役柄の関口役が永瀬正敏から椎名桔平に変わったため映画のテイストがずいぶん変わってしまっていた。また、音楽に関しても、音楽そのものは良かったのだが、統一感が感じられず、絵との違和感を感じるシーンがいくつかあった。(★★☆)