黒沢明の「生きる」をDVDで見た。志村喬演じる主人公が雪の降る中ブランコに乗りゴンドラの唄を口ずさむシーンはあまりにも有名だ。
物語のあらすじは作品を見る前からだいたい知っていたが、実際この作品を見てみると、訴えかけてくるものが予想とは大きく違っていた。
最初は余命があまりない主人公が生きる事が残りの人生をどう生きるかという個人的な視点で物語が進んでいくと思っていたが、実際はそんな単純な世界ではなかった。個人の人生以上に社会の中で生きている一人の人間として真の意味で「生きる」という事がどういうことなのか、そして社会のシステム自体への問題提起のようなものを強く感じたのである。
特に後半、主人公の葬式で語られるエピソードのひとつひとつが大きなうねりのように見ている側の脳に押し寄せてくる。黒沢映画のものすごさを改めて実感した。(★★★★☆)
物語のあらすじは作品を見る前からだいたい知っていたが、実際この作品を見てみると、訴えかけてくるものが予想とは大きく違っていた。
最初は余命があまりない主人公が生きる事が残りの人生をどう生きるかという個人的な視点で物語が進んでいくと思っていたが、実際はそんな単純な世界ではなかった。個人の人生以上に社会の中で生きている一人の人間として真の意味で「生きる」という事がどういうことなのか、そして社会のシステム自体への問題提起のようなものを強く感じたのである。
特に後半、主人公の葬式で語られるエピソードのひとつひとつが大きなうねりのように見ている側の脳に押し寄せてくる。黒沢映画のものすごさを改めて実感した。(★★★★☆)
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