「ミルコのひかり 」がやっと名古屋シネマスコーレで上映された。この映画はイタリア映画界屈指のサウンド・デザイナー、ミルコ・メンカッチの少年期を描いた実話をもとにした物語だ。
ミルコ少年は10才のころ不慮の事故で視力を失ってしまい、トスカーナにある全寮制の盲学校に入学する事になる。盲学校では、眼が不自由でも社会生活が営めるように職業訓練を中心とした授業が行われるが、ミルコはどうしてもそれになじめない。ある日寮で使われていた1台のテープレコーダーとの出会いが、彼の人生を大きく変える。
この映画では、前向きに生きていく事の大切さにとどまらず、社会の障害者に対する対応についての問題を考えさせられる。ミルコ少年の強い意志は盲学校の生徒だけではなく、社会を巻き込んだムーブメントを引き起こす。(★★★★)