arzentin
アルゼンチンババア 」を見てきた。この作品はよしもとばなな原作の同名小説を映画化したもので、母を失った悲しみから再生する父娘の絆をファンタジックに描いた作品である。

この作品のおもしろいところは鈴木京香演ずるアルゼンチンババアが、現実からにげようとしている登場人物たちに正面を向いて生きていくことを教えるところだ。一見、現実逃避しているように見えるアルゼンチンババアが実は現実を受け入れ、
最も自分の人としての人生を謳歌している、それをまわりの人は気付かないのだ。

物語はとてもおもしろく、傑作小説と言われる理由もよくわかったのだが、映画としては今ひとつめりはりのなさを感ぜざるを得なかった。アルゼンチンババアとその他キャストの対比をもう少し大胆に編集する必要があったように思う。ちょっと残念。(★★☆)

よしもと ばなな, 奈良 美智
アルゼンチンババア