どろろ を見てきた、手塚アニメ待望の実写映画化だ。主演の百鬼丸とどろろには妻夫木聡と柴咲コウが抜擢され、手塚ファンの間でも話題になった。映画どろろは原作の本筋を残しながらも、いくつか設定を変えている部分があった。
百鬼丸が魔物に体の48箇所を奪われ、これを取り返していくという設定は同じだが、どろろとの関連性が少し違う。
原作であはどろろは男の子として育てられた女の子で百鬼丸の左腕の刀をねらう単なるこそ泥にすぎないのであるが、映画では百鬼丸に恋心を持つ女性的な側面を表に出している。それは百鬼丸が両目を奪い返したシーンでよく分かる。原作では初めて自分の目で見た孤児の面倒をみる女性に恋心を持つのであるが、映画では百鬼丸が初めて見るのはどろろであった。
映画としては前半の生い立ちの部分はすばらしかったのであるが、中盤から後半に向けての魔物と戦うシーンは蛇足的な感じがしていただけなかった。魔物のデザインも安いおばけ映画のようで、若干興ざめした。
手塚ファンの私としては、CGをできるだけ使用しないリアルな映像表現を期待していたのでちょっと残念。(★★★☆)