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007カジノ・ロワイヤル 」はジェームスボンドが007になるまでの物語という事で話題になっているとおり、いままでのなんでもそつなくこなすジェームスボンドとはイメージがかなり違っていた。腕は立つが無鉄砲で自信過剰、若い未熟さが逆にこの映画の魅力になっている。諜報部員にとって、何を信用するかという事が重要であり、その判断ミスが命取りになるのである。物語では敵役の武器承認ル・シェッフルの監視役として送り込まれた運命の女ヴェスパー・リンドの存在が大きい。そしてなんといっても、シェッフルとのカジノでの駆け引きが見物、いままでの007ではあまり見たことのない心理戦だ。
このカットの中でジェームス・ボンドの精神的な未熟さと成長がゲームの勝負と連動した形で見える。
007でおきまりの秘密兵器などはあまり出てこないが、007の人間性を描いたこの作品、いままでとは違った意味で007を楽しむ事ができた。
オープニングとエンディング、カッコイイです。(★★★★)