大崎善生の「孤独か、それに等しいもの」を読んだ。タイトルから想像すると、なにかとても意味深な感じがする。
この本は短編集で5つの孤独にまつわる物語が語られている。すべての短編がフラッシュバック形式でかかれており、その中から孤独とはなにかということを、生と死という観点から俯瞰的につづられる。人は一人で生まれて一人で死んでいくという当たり前のような事をそれぞれのおかれた立場やシチュエーションでその意味を読者に問いかける。この本は人によってさまざまなとらえ方をされるかもしれないが、私はこの本を読んで「人生の風景画」を見ているような印象を受けた。(★★★★☆)
大崎 善生
孤独か、それに等しいもの