映画「トランスアメリカ
」は性同一性障害者の主人公を通じてトランスセクシャルの人生観を社会的な立場から見いだすロードムービーである。主人公ブリーは男性から女性になる最後の手術を受ける直前、自分には男であった時の息子(トビー)がいることを知り、ひょんな事から車を買い二人でNYからLAへの大陸横断の旅(トランスアメリカ)にでる事になる。
この映画のおもしろいところは、ブリーは女性として、父親であることを隠し、トビーはただひとりの肉親である父親を捜す旅に出るという設定である。旅はブリーに自分を取り戻させ、息子を少し大人になる。
旅を通じて取り交わされる親子の愛、家族の風景が人生とって大切なものとは何かを私たちに問いかける。
映画自体は地味ですが、とてもよくできた秀作です。ロードムービーが好きな方にもお勧め。(★★★★☆)