yawa 映画やわらかい生活 は、一大センセーショナルを巻き起こしたヴァイブレータの廣木隆一 監督、荒井晴彦脚本による蒲田を舞台にしたドラマだ。
主人公の優子(寺島しのぶ)は両親の死により躁鬱になり会社をやめてしまう。そんな喪失的な状況から彼女は蒲田に移り住む。蒲田に越してきた優子は「Love KAMATA」というサイトを立ち上げ、蒲田の風景を紹介しはじめる。そんな生活をなんとなく送っている彼女にネットを見て知り合った同じ躁鬱でなやむ気の弱いやくざ(妻夫木聡)や幼いころ仲良しだったいとこの祥一(豊川悦司)がひょっこりたずねてくる。優子はそんな人達との関係性から、彼女は彼女なりの生き方を見いだしていく。

タイトルの「やわらかい生活」が意味するものはなんなのかという事を考えながら映画を見ていたが結局のところ、はっきりした答えは見えてこなかった。私の感じでは勝ち負けだけの世界や何かをやらなくてはならないという脅迫観念的な生き方だけではなく、やはり「それとな~く幸せ」な感覚を自分なりに見つけ出して生活していく事の大切さをこのタイトルで言い表しているのではないかと思うのだが、その点は見る側にゆだねられているようだ。(★★★☆☆)

原作は第134回芥川賞受賞作「沖で待つ」の絲山 秋子
イッツ・オンリー・トーク
絲山 秋子
イッツ・オンリー・トーク