spirit 映画「SPIRIT 」。ジェット・リーの作品の中で最も好きな作品になった。
というのは他の作品に比べ、ジェット・リーが生き生き演技をしているように思えたからだ。
「ブラック・ダイヤモンド」や「キス・オブ・ザ・ドラゴン」では西洋社会の中の異国人というシチュエーションで、ジェット・リーが主演であるにもかかわらず存在感が薄かった。
それに対し、今回の役柄は、ジェット・リー自身が描かれているように感じるほど存在感があった。


異種格闘技戦の節で、中村獅童演ずる格闘家田中との間でかわされる会話の中で真の格闘家としてのSPIRITを言い表したとても印象的な台詞がある。
この台詞を聞いたとき、私は最近観たミュンヘンやホテル・ルワンダで提起された問題の答えの一つを言い表しているように思った。それは報復の連鎖を止める方法であり、自己の心の置き方を説くものであった。ある種「気持ちの合理化」的要素もあると思うが、こういった事でしか報復の連鎖を止めることはできないのかもしれない。(★★★★☆)