本田美奈子さんが亡くなって3週間も立つのかと思いつつ、彼女の残したアルバムを聴いた。
『AVE MARIA』。アイドルとしてデビューし、ミュージカルで高い評価を受けた彼女のクラシックアルバムである。
私は彼女とほぼ同世代のため、やはりアイドルのイメージが強かったのだが、このアルバムを聞き終わったあと明らかに別の本田美奈子のイメージを印象づけられることになった。
このアルバムに収められている曲全てが完成度が高く、ひとつひとつ本当に丁寧に歌っている。
とくにスゴイと思うのは、技術的なレベルの高さもさることながら『聞いてください』という気持ちが怖いほど伝わってくる点である。歌い方も曲によって変えていて、単なるクラシックアルバムではない芸術的な厚みを感じさせる。
特に気に入っているのは、ラフマニノフの『ヴォカリーズ』である。歌詞のないこの曲は彼女のソプラノを最も堪能できる。きっとこのアルバムでファンになる方も多いと思います。
これから彼女の新しい作品が聞けないと思うと残念でなりません。
本田美奈子
AVE MARIA
◎本田美奈子ファンサイト