「容疑者 室井慎次
」を観てきた。予想以上にシリアスなドラマであった。とにかくテーマが重い。結局室井は警察庁と警視庁の組織の確執的な問題の犠牲になるのであるが、法治国家として日本の盲点を見事についている。すなわち、「法」とは何なのか?という問いと、「警察の役目」とはなんなのかという疑問である。
劇中、 八嶋智人演じる 灰島が法についてこんな事を言う。
「人は法に守られているのではなく、法に縛られているんだ」この台詞はとても印象に残った。
そして警察の役目は何なのか、これは 真矢みき演ずる 沖田が映画の後半で言う「真実を明らかにする」という言葉で集約されると思った。
これらを聞いて私は改めて日本が法治国家を意識した。容疑者 室井慎次はそんな重いテーマをわれわれに突きつける。そして全ては生活する人のために存在するのであるが、使い方や解釈を間違えると多くの人を傷つける事になってしまうのだろう。
映画的にはそれぞれの配役はみな言い演技をしておりとても良い出来だと思う。踊る~のテイストを残そうと意識しすぎた点が若干じゃまに思えた。田中麗奈 の熱演も光った。(よく走りました。)(★★★☆☆)