クラビノーバ 先週末東京ビックサイトで開催されていた「GDP2005 」に行ってきた。GDPはグッドデザイ・プレゼンンテーションの略で、「グッドデザイン賞」、いわゆる「Gマーク」のノミネート商品の展示とデザイン先進企業によるプレゼンテーションが行われる日本最大のデザインイベントだ。このイベントは毎年行われ、あらゆる分野の商品が所狭しと展示される。今年目をひいたのは、トヨタの「i-unit 」や、マツダの「ロードスター 」などであるが、デザイン的な観点から見ると、YAMAHAの「クラビノーバ 」や「metaphysプロジェクト 」などが私の興味を引いた。
クラビノーバは楽器ならではの特性すなわち「愛着がもてるデザイン」「共に過ごすことで価値が高まるデザイン」というコンセプトを形にしたもので、正面から見るとグランドピアノのように見える、また表板の質感、カラーリングなど、部屋に据え置かれるピアノならではの特性を考慮されたインテリア的にもすぐれた商品である。

コンセントmetaphysプロジェクト 」はいくつかの企業があるテーマにそって商品開発をするいわゆる「コンソーシアムブランド」で、何年か前に話題になった「Will」というブランド(トヨタのWill-viなど)と同じ考え方のプロジェクトだ。
「metaphys」は中小企業のコア技術を対象に商品開発をしていこうという考え方が根本にあり、この点が大企業主導で展開されたWillとは異なる。
いくつか商品化が進められている商品のなかで面白いと思ったものは、正方形に溝が2本入ったコンセントで、いままでのブタ鼻のイメージのコンセントからは想像もできないデザインだ。このデザインにすることで、自由な角度で多数のコンセントを差し込むことができる。まさに機能美。

ライト その他にもマイナスイオン発生器や息で消せる電子キャンドルなど、ユニークな商品が多く開発がされている。中小企業ならではのすきま的な発想がおもしろい。