ヤベノケンジ/キンダガルテン展に行ってきた。ヤベノケンジは自分の子供時代の記憶や関心にもとづき、終末の未来を生き抜くための機械彫刻を制作するアーティストだ。今回この展覧会は豊田美術館で開催されていたのだが、内容を見てその理由がわかった。
それは、1970年の大阪万博と愛知万博との関連性だ。
今回ビデオ上映されていだ作品の中に1970EXPOの象徴であった太陽の塔の目玉に上るというプロジェクトの実録があった。
これは1970年当時新聞をにぎわせた「目玉男」(赤軍と書いた赤いヘルメットをかぶり太陽の塔の目玉に上った男)の記憶を彼が身をもって再確認しようというものだ。この作品を見ることによって、私は無意識のうちに、35年前の万博を思い起こさせられ、彼の作品のテーマを思い知ることになった。つまりこのプロジェクトは、過去、現在、未来という時間の概念とそれらの関連性を表現したアートなのだ。過去があるから現在がある、現在があるから未来がある、未来の為に過去を学び現在を生きる(LIVEする)。
●ヤベノケンジ/メガロマニア
<追記>
これを見ていてふと思い出した映画がある。昨年公開された「10ミニッツ、オールダー 」だ。この作品も同様の時間がテーマになっている。アキ・カウリスマキ他、15人の監督によるのショートムービー集。
