今回のTBステーションのテーマ「あの素晴らしい夏の日をもう一度」とは少し違うが、蝉の鳴き声が聞こえてくると思い出してしまう映画がある。黒沢明の「八月の狂詩曲」だ。話の内容は長崎での被爆体験を持つ祖母と4人の孫たちのひと夏の出来事を描いたドラマであり、かなり複雑な話なのであるが、映し出される懐かしい日本の夏の映像が、私の心にこびりついている。
縁側、蝉の声、川遊び、夕立、そして、原爆、お盆、終戦。もちろん私は戦後生まれであるが、戦後60年立った今でも、私が幼い頃感じていたイメージのそのもののような気がする。
この映画、リチャード・ギアが出演したことでも話題になりましたが、黒沢明の心象風景を表す情緒的な描写がとてもすばらしく、また戦争の悲惨さについても改めて考えさせられます。まだ観てなくて、お盆休みに時間のある方は是非一度ご覧ください。お薦めです。(★★★★☆)
松竹
八月の狂詩曲(ラプソディー)
それから、今年2005年は戦後60年という節目の年であることから、WEB上でもいろいろなイベント情報などが掲載されています。その中でおもしろいサイトがあったので紹介します。
あなたと作る時代の記録 映像の戦後60年 」(NHK)。自分の生年月日をフォームに入力すると、自分の年齢が差し込まれた年表を見ることができます。