フェスとにかくジャニスをスクリーンで見たいと思った。これがこの映画を見に行った動機である。ジャニスとはもちろん、伝説のヴォーカリストジャニス・ジョプリンの事だ。
この映画は1970年、ジャニス・ジョプリンを筆頭に当時最高のロックアーティストが参加したカナダを縦断するライブ・ツアーのドキュメンタリーである。フェスティバル・エクスプレスはツアーの移動に使ったチャーター列車の名前だ。ミュージシャン達はこの列車で寝起きを共にし、カスタムメイドされた列車内でセッションし、酒とドラッグにあけくれる。だれのためでもない、自分たちの音楽をやるために彼らはライブツアーを続けていく。

ジャニスのライブが始まった。曲は『CRY BABY』限界をしらないシャウト。目が釘付けになった。身震いした。今壊れてもいいと思えるくらいの叫び。観衆を引きつけるカリスマ性は凄かった。
泣く子も黙りそうだ。

映画の中でグレイトフル・デッドのメンバー、フィル・レッシュが語っている。「列車は、昼夜を問わず音楽を作り続けるイカれた人間たちを乗せ、ひたすらカナダの田舎を走って行った。そして俺たちは時々、列車を降りてはコンサートをやったんだ。」

これだけタフなライブツアーはそう簡単に実現できるものではないと思うが、音楽をやっている時の彼らの顔を見ていると、まさに夢のような列車の旅ではなかったのではないかと思う。(★★☆☆☆)

アーティスト: JANIS JOPLIN
タイトル: Pearl (Exp)