この映画は昨年ドイツ映画として11年ぶりにカンヌ国際映画際コンペティション部門に正式出品された作品だ。内容は現代ベルリンに生きる若者たちが金持ち優遇の社会に対し、彼らなりの方法で意義主張をとなえる愛と友情の物語だ。その彼らなりの方法とは金持ちの留守宅に進入し、盗みはせず、家財道具の模様替えをし、帰宅したものたちに恐怖をあたえるというものだ。
この映画の中ではプロレタリア(労働者階級)のブルジョアジー(資本者階級)に対するレジスタンス的要素が背景にあり、形は変わっても未だに変わりない世界を現代風に映し出している。
しかし、これらの生活のどちらが幸せなのかという問いに対しては明確な答えはなく、人それぞれの価値観と生き方を貫いて、前向きに生きていく事こそが大切であるという事をこの映画は教えてくれるように思う。(★★★☆☆)
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